四つ目編み 散歩者の籠

 晴天がつづいています。ことしの東京はときどき夕立などがあるものの、昼間はよく晴れて初夏らしい陽気。散歩でもしたくなるような天気がつづいているのは、嬉しいようなつらいような。

 

 竹籠の制作も、ご注文品を中心にぎりぎり追いついているような追いついていないような状態です。手元には籠の在庫はありませんが、取扱店である名古屋のAnalogue LIfeさんに、夏らしい四つ目編みの『散歩者の籠』を納品しております。

 

 サイズはいつものように文庫本が入るくらいの小ぶりの大きさで、今回は目の詰まった網代編みではなく、透かしの四つ目編みにしています。

 

四つ目編みの散歩者の籠
四つ目編みの散歩者の籠

 初夏から秋にかけては花の多い季節でもありますので、ガラスの器と合わせて花を生けるにも使いやすい大きさと形で、あえて横に寝かせて手前に花を出したりしても良いと思います。

 

 岩波文庫の文庫本と合わせた大きさは下の写真くらい。本は横向きに立てて入れられる深さがあります(写真のように平積みで入るほどの底面積はありません)

 

 持ち手は外側と内側の二枚合わせ。内側の竹も皮目の竹をコの時に曲げて、内外を籐で結び繋いで、実用と装飾を兼ねた仕上げになっています。

 

横向きに立てた文庫本が籠に収まります
横向きに立てた文庫本が籠に収まります

 透かしの四つ目編みで深い長方形に、手付きの籠をきっちりと仕上げるのは、見た目よりもずっと時間の掛かる仕事で、毎度なかなか難しいものです。

 

 しばらく同様の籠を作る機会はないと思いますので、ご興味のある方は名古屋のアナログライフさんでお手にとっていただければ幸いです。