季刊『チルチンびと』92号の特集「草編みびと」に竹籠が掲載されました。

 雑誌掲載のお知らせです。

 

 風土社より発行されている、住まいや暮らしについての雑誌、季刊『チルチンびと』92号の特集「草編みびと 織・染・漉」において、私の竹籠をご紹介いただきました。

 

 p.48よりはじまる「編む・織る・つくる 暮らしの道具」の記事のいちばん最後、p53に、私の籠は掲載されています。

 

 昨年末まで、同雑誌ウェブ版の「チルチンびと広場」において、4年半ほど竹についてのコラムを連載していただきましたが、紙の本誌の誌面に関わらせていただくのは、はじめてのこと。

 

 紙の本として形になったものを手にすることは、私にとって特別な出来事で、いくたび経験してもやはりとても嬉しいです。

 

季刊『チルチンびと』(風土社)2017年6月発売号
季刊『チルチンびと』(風土社)2017年6月発売号

 掲載していただいた籠は、たいへん小さな一輪挿しで、誌面には籠の名前が記されていませんが「空穂」と名付けている竹籠です。(以前ブログに記しましたように、荻窪の本屋 Titleさんに納めさせていただいた籠でもあり、本つながりもうれしい)

 

 一輪挿しの籠は、私が竹工芸の仕事をはじめてからずっと細々と作りつづけている籠であり、あまり気負わずにつかえるもの、毎日つかえる道具として気に入っているものです。

 

 私自身、広くて立派な家に暮らしたことがないので、自分でつかう籠は小さめのものになります。ガラスの細いオトシ(水を入れる器)が付属し、壁にかけて用いる形で、胴がほそく口がやや広がる姿は花の入れやすいものだとおもっています。

 

特集「草編みびと」に掲載の一輪挿しの竹籠
特集「草編みびと」に掲載の一輪挿しの竹籠

 この夏号で、私が気になった品もひとつご紹介したいとおもいます。上の写真では切れている右側のページにある、沖縄の石垣島でつくられる「芭蕉のこぼうき」。その名のとおり、芭蕉の葉の繊維をつかっているそうです。

 

 どことなく可愛らしい形で、つかい心地もよさそうな、私も欲しい一品です。扱っているのは、沖縄の「たーだやー」というお店だそう。今回の雑誌のプレゼントにもなっております。

 

 

 ところで「草編みびと」というタイトルをご覧になって、「竹は草なのか?」という疑問を持たれた方もいらっしゃるかと思います。いくつかの種類の竹は樹木のように大きく育つものですが、植物学的にはイネ科の植物に分類されますので、そういう意味では巨大な草ということになります。滅多に花が咲かない特殊な性質もあり、学問では容易に割り切れない性質をもった不思議な植物ですね。

 

 話が逸れましたが、『チルチンびと』92号はすでに書店に並んでおりますので、気になりました方はぜひ本屋さんでお手にとっていただければ幸いです。