『はじめての茶箱あそび』ふくいひろこ著(世界文化社)掲載のお知らせ

 茶の湯の書籍に掲載していただきました。2017年3月30日に世界文化社より刊行されました、ふくいひろこさんのご著書『はじめての茶箱あそび 「自分だけのひと箱」の組みかた』

 

 こちらの書物の36~39ページにかけて、茶箱の道具組みの一つとして、私の制作しました煤竹組の茶筅筒をご紹介いただいております。(茶筅筒はオーダーにより制作いたします)

 

『はじめての茶箱あそび』世界文化社(2017)
『はじめての茶箱あそび』世界文化社(2017)

初田徹 作『煤竹組 茶筅筒』(左ページ)
初田徹 作『煤竹組 茶筅筒』(左ページ)

 掲載の茶筅筒は、野点用の小さな茶筅が入る大きさで、古材の煤竹を籠の縦軸に用いています。全体を拭き漆で仕上げました。

 

 10年ほど前から継続してつくっている品で、年々すこしずつ改良を加えておりますので、全体として大きな違いはありませんが、制作時期によって細部の仕上げが異なります。詳しくはお問い合わせを頂きました際にご説明・ご相談をしながらお作りいたします。


 書籍の帯から、概要のご紹介を。

 

 「抹茶のある暮らし、始めてみませんか。抹茶を楽しむためのアイテム、それが『茶箱』です。日々の一服、旅先での一服、友人宅の鍋パーティにも。そして、本格的な茶会だってできてしまいます。茶箱であなただけのお茶時間を!」

 

 ページを繰ると、たいへん実践的な内容で、伝統的な茶道のツボを押さえつつ、それぞれに工夫をして茶の湯のある暮らしを楽しみましょうと語りかけるような、前向きな構成になっています。

 

 小さな箱に小さな道具を組む茶箱の世界観は、私自身も好きな在り方で、茶筅筒や茶巾筒、そして茶箱(茶籠)やそこに組むための茶杓など、ひと通りの道具を作りつづけています。

 

 基本はオーダーへの対応と、個展等で数点ずつ展示する形でお届けをしております。いずれは茶箱とその道具をメインにした展示もしてみたいものと、本書を眺めているとその意欲が高まってきます。

 

 そして長年、自分の茶箱を持ちたいと願いつつ、そのことについてはまったく進む気配もないのですが、竹工家という仕事に就いている以上、じぶんのための道具が後回しになるのは仕方がありませんね。