盛る器、盛るための籠を編む

 2017年4月26日。晴れ。風の強い日がつづいています。

 

 まもなく迎える5月にかけては、一年のうちでいちばん気持ちの良い私の好きな季節で、外へ出掛けたくなる陽気ですが、当分のあいだはできるかぎり室内に篭って籠を編むことになります。

 

 このところ、深さのある手提げの籠や花を入れるための籠を編むことがつづいていました。こんどは反対に平らに近い籠を編む時間。

 

 なんとなく畳やござに似た編み目は、その名もござ目編みで、食べものや花を盛るのに適した編み方です。

 

竹の盛り籠を編んでいます
盛り籠を編んでいます

 『散歩者の籠』と名付けている四角い手提げをはじめ、私の仕事においては四角くキッチリ籠を編むことが多くあります。そうした籠は網代編みという編み方。

 

 ござ目編みは網代編みに比べると、すこしざっくりと、規則的てあるにも関わらずくだけたような編み方で、それぞれ異なる籠の表情になります。

 

 編み方のちがいは、単に編み目という見た目のちがいというよりも、全体の姿形や籠のつかい道など、目的とする形や役割を果たすために、ふさわしい編み方を選び、適した材料の仕上げ方をする、そんな順序でつくっています。

 

 この籠には何を盛ることになるのか、あとふた月ほどすると、それもお知らせできるのではないでしょうか。

 

 あたたかくなると、籠や菓子切りなど、竹の道具のお問い合わせが増えてきます。日用の籠や、茶筅筒などの小さな籠は、デザインが決まってから3ヶ月ほどの制作期間が掛かります。夏のあいだはもう少し時間が掛かりそうですので、ご検討中の方は早めにご相談いただけますと幸いです。

 

 菓子切りは、愛知 名古屋のAnalogue Life、東京 吉祥寺のOUTBOUNDで常設の取扱いがございます。