春、竹の秋

 2017年4月27日。晴れ

 

 春から初夏へ移ろいつつある4月の末、まだまだ肌寒い日がつづいています。桜のあとを追うようにして開く花々の競争も一段落して、身近でありつつ忘れがちな竹に目がゆく季節ではないでしょうか。

 

 「竹秋」「竹の秋」と季語にあるように、春は竹にとっては落葉の秋で、葉を落とした地面から新しい筍があらわれる収穫の時期でもあります。

 

 こちらは孟宗竹の竹林。小さな遊歩道の脇が綺麗に整備されて、明るい竹林の小径になっていました。藪ではない、風通しのよい綺麗な竹の林立を目にするのは嬉しいものです。

 

竹の秋、春の竹林には日が燦々と注ぎます
竹の秋、春の竹林には日が燦々と

 竹の枝葉は林立した稈の高い位置につくものですから、きちんと間引いて整理をすれば、人の歩く高さはすっきりとして、光や風のよく通る隙間が生まれます。

 

 見上げるとほどよく落葉した葉の間から漏れる光、横から射す光、それらが注ぐ地面に落ちた黄色い葉の照り、そして竹稈や竹垣の影、さまざまな光と影の移ろいは見飽きることのない美しい眺めです。

 

 いつかは私も小さな竹林の隣に、小さな家と仕事場を持って、光や風を感じながら仕事をしたい夢があります。