茶杓を削る夏へ

 

 梅雨入り目前の東京の週末は晴天の予報です。6月以降の夏のあいだは、茶杓づくりの時間がこれまでよりも長くなりそうな予感が。

 

 もともと、今年は茶杓と積極的に関わろうという気持ちがありましたが、目の前の仕事を優先すべき状態がしばらくつづきました。そして、もうしばらくつづきますが、だんだんと区切りが見えてきましたので、次の個展も視野にいれつつ、今年の後半の時間を有意義につかえるような下拵えを段々に。


荒く割った煤竹を水に浸け、火で枉げる工程へ
荒く割った煤竹を水に浸け、火で枉げる工程へ

 このところ、保管してある竹の清掃と整頓を進めています。

 

 煤竹や白竹や、一本ずつ取り出して拭いをかけつつ眺めると「この竹いいなあ。ここを茶杓にして、ここは花入に」などと自然に想像します。頭の中で考えている時間が楽しいもので、実際に茶杓にしようとすると無残に折れたりといった挫折もあるわけですが。

 

 せかっく縁あって手元へやってきた竹ですから、少しでもよい姿にして、次のどなたかのお手元へお届けできますように。