煤竹茶杓と金箔装飾

 

 金箔装飾をほどこした煤竹の茶杓。

 

 「夕星」という名の菓子切りを、個展の際にときどき並べています。褐色の煤竹の肌にうっすらと金箔をのせて、夕方の空に星の浮かぶ様を表現したものです。

 

 また、燻した銀箔を煤竹の茶杓に施して、漆とも合わせることで微妙なテクスチャを与えることも試して来ました。

 

 今回、はじめての茶杓をテーマにした個展に合わせて、煤竹の茶杓に金箔装飾をほどこした作品を出品します。


煤竹茶杓に漆で金箔を定着させます
煤竹茶杓に漆で金箔を定着させます

 金箔を漆で煤竹の表面に貼り、そこからだんだんと研いで金と煤竹の具合を見ながら、いちばんよいところまで金を落としてゆきます。もったいない話ですが、キンピカではおかしなことになります。

 

 光の角度によって、暗く見える時もあれば、たいへん明るく輝いて見えることもあり、金に魅了される人々の気持ちも少しわかります。

 

 夜長の季節が参ります。蝋燭の小さな明かり、揺れる光のあいだで、この茶杓を用いる、そういった使い方をしていただければと思います。

 

 

 個展「煤竹と茶杓」は9月14日(金)から16日(日)まで。詳しくは以下のページをご覧ください。

 

個展「煤竹と茶杓」詳細

 

 ご来場をお待ちいたしております。