個展「カタチノタネ」4月13日(金)~15日(日)西荻窪で開催のお知らせ

 

 こんばんは。今月4月13日(金)より3日間、およそ19ヶ月ぶりとなる個展を開催いたします。ギリギリのお知らせになってしまい申し訳ございません。実はまだ案内状も手元に届いておりません。

 

 すべてがギリギリですが、さっそく重要なことから、展示の会期と会場、そして今回の個展についての私の考えを記します。


個展のタイトルは「カタチノタネ」です
個展のタイトルは「カタチノタネ」です

個展「カタチノタネ」

 

◯ 会期:2018年4月13日(金)14日(土)15日(日)

 

◯ 時間:12:00~19:00

 

◯ 会場:SPACE YAUPON(スペースヤポン)

東京都 杉並区 宮前 3-35-13

http://revel-design.com/yaupon

最寄駅である中央線の西荻窪駅から徒歩10分ほどです。

 

会期中の全日程、全時間、作家である私が会場におります。


個展「カタチノタネ」西荻窪のSPACE YAUPONにて
個展「カタチノタネ」西荻窪のSPACE YAUPONにて

 竹が見せる多様な形・表情をご覧いただきたい、日本の竹が美しいことをお伝えしたい、その思いが年々つよくなりました。

 

 この個展では竹を素材に、手に取って扱う茶の道具や日用の道具、用から離れた造形作品を展示いたします。

 

 * * *

 

 「カタチノタネ」という個展のタイトルについて

 

 竹を用いた私の仕事において、茶の道具、日用の道具、そして竹工芸の技術と美意識を基盤にした作品制作は、三つの柱としてつねに私の中にあります。とはいえ、ここ数年は前者ふたつの比重が高くなり、また自分の内からというよりも、外から依頼されてお引き受けする仕事が増えてきました。

 

 ことし2018年は、いったん自分自身の立脚点を見直して、内側から生まれてくるような制作を大事にしたいという話を、昨年の終わり頃に記しました。この個展にはそうした活動のはじまり、いわば私にとっての「種まき」のような意味がひとつあります。

 

 また、今回あらたに蒔く種だけではなく、5年ほど前から仕事の背後で試みてきた、東京でみずから素材を得ること、その素材に適した仕事をすることについて、ようやく実際の形として少しずつお見せできる段階になりました。そうした過去に撒かれた種から咲く花、実りを少しずつご覧いただきたいという意味もあります。

 

 そして、ここまでは私の中でのことですが、ここからはご来場下さる方々にかかわる種のはなし。

 

 私がこれまでに関わった仕事は、従来の工芸に根ざした、人間の身体の延長で扱われる道具としての役割を基本とするものづくりです。今回の展示でもそれが重要な要素でありますが、もう一方で「かたち」を手にした人の内面にかかわってゆくような、べつの「用」を備えたものづくりも担ってゆくべき時が来ていることをひしひしと感じています。

 

 それは私自身の望みというだけでなく、実際の社会、この世の中に生きて暮らす人々の求めでもあり、今後私が応えてゆくべき仕事だとつよく感じます。

 

 4月13日からの3日間で私が蒔く種を、実際の形として、あるいは心の中に曖昧な形として、いずれの形であれ持ち帰っていただいて、それぞれの方法で育てていただければと考えています。

 

 「カタチノタネ」西荻窪 SPACE YAUPONでの3日間。ぜひご来場くださいませ。

 

 それから最後に大事なことを。「カタチノタネ」の会期中、3日間とも12時から19時までずっと私は会場におります。展示をご覧になって心に浮かんだことをぜひ私に教えてください。それがまた私にとってのあたらしい種になり、つぎの実りにつながります。

 

 竹工家 初田徹 個展「カタチノタネ」。ご来場をお待ちしております。