チューリップと交信

 

 チューリップは好きな花のひとつです。冷たい空気のなかに、すっと伸びた存在感のある姿が好きなのでしょうか。

 

 気品がありつつも、どことなくユーモラスで親しげな印象もあるのです。仲良くなれそうな、語り合えそうな感じ。分かりますかね。丸みを帯びた蕾は顔のようにも見えて。


蕾を傾げたチューリップ(Fujifilm X-Pro2)
蕾を傾げたチューリップ

チューリップの蕾はどことなく顔のよう(Fujifilm X-Pro2)
チューリップの蕾はどことなく顔のよう

背筋を伸ばしたチューリップ(Fujifilm X-Pro2)
背筋を伸ばしたチューリップ

 部屋のなかに一輪のチューリップ。「在る」というよりは「居る」といった気配で、ときどき顔を合わせて交信するような、そんな関係性があるのです。

 

 あるいはチューリップを間に置くことで、離れた場所のチューリップと交信し、その先にいる人物と更新するような。

 

 ともかく、いま部屋の中には二輪のチューリップがいます。私とチューリップとが交信しつつ、チューリップ同士でも交信しています。もうすぐ三月になるね、春だねと語り合います。