小雨の朝と煤竹の菓子切り

 

 小雨の朝です。昨年末から今年の一月にかけては、カラカラに乾いた冬でした。二月になってからは、だんだんと湿り気が戻って、梅の咲いたいまは道のアスファルトの隙間にちいさな緑が見られるように。

 

 月末までに、もういちど納品ができるように煤竹の菓子切りを削ります。きょうの午前中は菓子切りを幾つか削って、午後はまたべつの仕事をします。


菓子切りにする煤竹を下拵えののち選別(Fujifilm X-Pro2)
菓子切りにする煤竹を下拵えののち選別

 菓子切りを削るときは、まず上の写真のように煤竹を大まかな寸法に切り揃えます。この状態で、傷の具合や竹の歪み具合をみて、削る竹を選びます。この状態に至る以前に省かれる竹もあります。

 

 古材である以上は完璧に無傷な部分は少なく、ある程度まで削ってみて、どこまで使えるか判断することもあります。削りあげてみて、やはりダメという場合もあります。傷がかえって個性になる場合もありますから、そこが難しいところであり、また面白いところです。

 

 一日に削る本数は、たとえば午前中に5本くらいでしょうか。九割がた仕上げておき、残りの一割の仕上げの工程は、そのときどきで10本なり20本なり、まとめて行います。

 

 きょうの夜か、あした、その一割の仕事をすることになります。

 

 いつの間にか、すこし陽が差してきました。