国立科学博物館での『大哺乳類展2』へ

 

 上野の国立科学博物館で開催中の『大哺乳類展2』を観てきました。6月16日(日)までで終了するギリギリ(例によって)になってしまい、館内は大混雑でしたが、骨格標本や剥製を通じて、生き物の存在感に触れることができました。

 

 展覧会の副題が「みんなの生き残り作戦」ということで、陸海空に生きる大小の哺乳類がどのように独自の能力を進化させて生き延びたのか、そこに焦点をあてた展示がされています。

 

 剥製は骨格にくらべて見た目が本物に近いのですが、肉がついていない骨格のほうが、むしろ想像を掻き立てられる部分がありますね。クジラやマンモスなど巨大な生き物の骨格は、肉付のされた標本よりも生命を感じます。

 

 骨格は、私の仕事である籠にちかいイメージがあるというのも、興味を覚える理由のひとつかもしれません。その形になる原理、構造が全体の理解を助けます。


シカの仲間は意外にからだが大きいです
シカの仲間は意外にからだが大きいです

 骨格が面白いといいつつ、撮った写真はこの一枚だけ。シカの剥製と鯨の骨格の一部です。館内があまりに混雑していてカメラをバッグから取り出す気にならず、空いたところでようやく一枚だけ撮りました。シカの仲間は鯨偶蹄目に分類されるそうで、名前に鯨が入っています。

 

 ふだん、野生の哺乳類に出会う機会はあまりありません。ときどきタヌキを見かけたり、モグラの穴の出口をみるくらい。東京地方の陸地で、じかに目にすることのできる野生の哺乳類は数少ないもので、そのなかで最大の生き物はおそらくニホンジカとツキノワグマだとおもいます。

 

 熊は見てみたい気持ちはあっても実際に遭遇するのは御免こうむりたいものです。鹿であれば、どこかの山で安全な距離から観察してみたい気持ちがあります。

 

 この展覧会にはお子さんのご来場者が多くみられました。生き物の生態に触れることで、自分を含めた自然全体への興味がおおきくなると良いですね。すくなくとも私にとってはよい機会になりました。