コーヒー好きのための竹の道具をつくる

 

 バリスタの知人からの依頼でコーヒーを攪拌するパドルをつくりました。白竹を幅広の楔形に削り、拭き漆を何度かかけて仕上げています。

 

 エアロプレスという道具でコーヒーを淹れる際に使う道具で、竹で作ったら格好良いのではと、リクエストをいただいてつくりました。

 

 昔ながらの喫茶店のサイフォン式のコーヒーでは、豆を攪拌するのはお決まりの手順ですし、ドリップ式でもスプーンなどで攪拌する方法をよく目にするようになりました。コーヒーの淹れ方には詳しくないのですが、豆の進化とともに淹れ方も日々進化しているようですね。


コーヒーを攪拌するパドルを白竹で(竹工芸家 初田徹 作)
コーヒーを攪拌するパドルを白竹で

 エアロプレスのセットに付属するパドルと、その使い方を見せていただき、それを参考に削ったものをバリスタさんにいったん預けました。持ち手の部分をわずかに窪ませたり(写真には写っていませんが)と、ご意見をいただいて細部を調整し、最終的に拭き漆を何度か重ねて仕上げました。

 

 煎茶の道具としてもつかえるかもしれませんね。


竹のパドルでコーヒーを攪拌するイメージ(竹工芸家 初田徹 作)
竹のパドルでコーヒーを攪拌するイメージ

 この形をベースにして、コーヒーの攪拌用の道具として定番化できる形を検討中です。形は一種類に絞って、素材を白竹と煤竹の二種類にしようかなどと考えているところ。

 

 いまのところ、どのようにお届けするかも未定で、欲しいかたがいらっしゃるのかもわかりませんが、自分でも使いたい気持ちになってきました。

 

 ながく使い続けたらば、経年変化で竹にコーヒーの色が加わって、よい色になりそうです。また進展がありましたらお知らせいたします。