今後の展示と竹籠のことなど

 

 4月の個展を終えて以降、つぎの個展はいつですか?とお尋ねいただいたり、一輪挿しの籠のこと、その他の茶の湯の籠や茶杓のことなど、お問い合わせをぽつぽつといただいております。

 

 個展ほか展示については、しばらく具体的な予定を決めておりません。もともと、4月の個展を終えたらば当面はご注文品の制作と取扱各店への納品、自主的な制作の時間を取りたいと考えておりました。いまがその機会です。

 

 来年は春に個展を行う予定で、年内にも個展あるいはギャラリー等の企画への参加を相談中です。近い予定は、三越本店での茶杓の講座 です。

 

 展示は都内にかたよっておりますので、東京以外の場所でも行いたいと考えており、訪れたことのない場所へも出かけたいとおもっています。展示の機会ができましたら、そのときにはお知らせをいたします。


煤竹の籠に紫陽花を一輪(竹工芸家 初田徹 作)
煤竹の籠に紫陽花を一輪

 自主的な制作として、蓋物、茶籠づくりを再開しており、茶杓や茶筅筒と合わせて、茶箱・茶籠の諸道具を中心に自分の竹工芸をつくります。

 

 また、一輪挿しなどの花の籠も、つぎに訪れるであろう展示の折には新しい籠をご用意できるはずです。

 

 以前に作っていた籠について、同様のものをとリクエストをいただくこともございます。私の作り手としての関心は常に少しずつ移行しており、素材を取り巻く環境も変化しています。過去の仕事を評価していただくのはありがたいことながら、次に作るいちばん新しいものが、その時点での自分にとって最良の仕事となるように努力いたします。


紫陽花の葉脈のかたち(竹工芸家 初田徹 作)
紫陽花の葉脈のかたち

 個展をつづけたこの一年間を経て、いまいちばんやりたいことは、短期的な目標だけでなく長期的な目標への取り組みです。また、出力をつづけるために必要な自分への入力を同時に進めねばなりません。

 

 

 出力ばかりで自分が涸れることのないよう、しばらく怠りがちだった入力について意識しながら梅雨を過ごします。