月と竹、和。

 

 満月を迎えたはずの空には雲。月は定かに見えません。

 

 写真は数日まえの月です。


満月少しまえの月、雲
満月少しまえの月、雲

 月の輪郭は刻一刻と姿を変え、大気の揺らぎも加わって、地上からまん丸を見ることができる機会はそう多くないようです。

 

 竹を輪切りにした断面も、ほとんどの場合に正円からはだいぶ遠い姿です。


煤竹の断面を上から
煤竹の断面を上から

 同じくらいの直径の竹を並べても、肉の厚いものや薄いものさまざま。一周のうちの場所によってそれぞれ厚みの異なる様子が、写真から伝わりますでしょうか。

 

 不完全。非対称。細工をするうえでは素直とは言えない、そんな竹の性質を、むしろ好ましいものと考える心が、私の中では年々おおきくなっています。