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雨の季節も竹籠を編む

 

 こんにちは。降らずに一日を終えることのないこの頃。晴天かと思った本日も、にわか雨や雷に油断のならない天気です。数日前に関東甲信地方も梅雨入りをしたとのこと。

 

 「この十年でもっとも遅い梅雨入り」そのように聞いても、いまひとつ実感のないほど、雨の多い五月でした。昨年、今年と、春から初夏の過ごしやすい季節を素通りしてしまったように感じられます。


たけのこ、竹林の成長ぶりは今年も
たけのこ、竹林の成長ぶりは今年も

 春に生まれた野鳥の雛たち、すでに幼鳥に育ったと思しき、スズメやメジロ、シジュウカラといった小鳥たちが、たどたどしい動きで人間のすぐ近くを遊んでいます。

 

 もう数ヶ月もすれば、すっかり大人に成長する鳥たち。自分と同じ脊椎動物でありながら、彼らの時間と自分の周囲に流れる時間とは、おなじ速度ではないようです。


細く整えた竹ひごで竹籠を編む
細く整えた竹ひごで竹籠を編む

 しばらく停止している展示や催事ですが、八月頃からは何らかの形で再開をしてゆきます。その時に向けて籠を編み、竹を削ります。