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和菓子の日に菓子切りを削る

 

 こんにちは。きょう6月16日は和菓子の日でした。

 

 自分のつくるもののうちで、ほとんど唯一の定番である煤竹菓子切り「ささのは」。気がつけば、淡々と削りつづけてもう十年以上に。微妙に形を変化しながら、最近はほぼ形が定まってきました。


煤竹菓子切り「ささのは」竹工芸家 初田 徹 作
煤竹菓子切り「ささのは」初田 徹 作

煤竹菓子切り「ささのは」素材の下拵え
煤竹菓子切り「ささのは」素材の下拵え

 煤竹の表皮の側は、小刀で削ってつくる菓子切りの刃の部分以外、すべて自然の形、色が反映されます。節の高さや竹の丸みなど、もともとの個性が個体差に通じる、制御しきれないところが魅力となります。

 

 以前ほどには数多くつくることが難しくなってきましたが、長く削りつづけたいものです。