· 

2025年(令和七年)1月

 

 こんにちは。2025年は早くも三週間が経過しました。昨年末から一ヶ月ぶりの投稿です。

 

 ずいぶん遅くなりましたが、本年も宜しくお願い申し上げます。


2024年末の竹林から
2024年末の竹林から

 竹林の写真を二枚掲載します。昨年2024年の年末の風景です。年末まで紅葉がつづいているのを目にしたのは初めてのことです。

 

 冬の澄んだ空気の中に映える竹の緑と、光り輝く紅葉の色とは、改めて見てみるとなかなかの相性のように思われます。


孟宗竹と紅葉
孟宗竹と紅葉

 年末年始はずいぶん冷え込みました。そして1月下旬に差し掛かるここ数日は時折雨が降り、湿気を帯びた空気に春の気配を感じます。すぐに厳しい寒さが戻ってくることでしょうが、梅の蕾は開花が近いように見受けられます。

 

 道を横切って庭木に留まった小鳥に目をやると、メスのジョウビタキ。留まっている木は梅でした。ジョウビタキが居なければ梅の存在を見逃していたことでしょう。どうもありがとう。

 

 この冬の住宅街では先月から年始にかけて幾度かジョウビタキに出会いました。今年は冬鳥の姿が少ないように思われますが、まだしばらくは彼らと遭遇する機会がありそうです。

 

 煤竹の茶杓の写真を掲載します。


煤竹茶杓 初田徹 作
煤竹茶杓

 それぞれに節の具合や、節裏の削り、櫂先の曲線が異なります。手前の茶杓はやや急角度に曲げて短かめに削った姿が雫のようになりました。

 

 今年もひとつひとつ、一本ずつの竹、その一節ずつをよく見ながら、ゆっくりゆっくり削ります。


煤竹茶杓 別の角度から
煤竹茶杓 別の角度から

 これらの茶杓はすでに私の手元にありません。このことについてはまた改めてお知らせをする機会があると思いますし、今年は例年以上に変化が大きくなりそうです。

 

 長くなりましたので、あまり欲張らずにこのあたりで失礼します。

 

 今年も淡々と、一歩ずつ着実に進みたいと思います。

 

 昨年以前からご縁のある皆様、そしてこれから出会うかもしれない方々と、またお目にかかる機会が何度かあることを楽しみにしております。本年もどうぞ宜しくお願い申し上げます。