こんにちは。発売中の雑誌『茶のあるくらし なごみ』4月号の大特集「組む、使う、観る 茶箱って楽しい。」に、6ページにわたって掲載いただきましたので、お知らせ致します。
![『なごみ』2020年4月号。大特集「茶箱って楽しい。」](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=674x10000:format=jpg/path/s322cb8739deb5d3c/image/i51c623e9360326d8/version/1586682292/%E3%81%AA%E3%81%94%E3%81%BF-2020%E5%B9%B44%E6%9C%88%E5%8F%B7-%E5%A4%A7%E7%89%B9%E9%9B%86-%E8%8C%B6%E7%AE%B1%E3%81%A3%E3%81%A6%E6%A5%BD%E3%81%97%E3%81%84.jpg)
『なごみ』に掲載いただくのは、今回で3回目です。前回、前々回は茶杓に関する記事でした。今回のテーマは茶箱です。
茶箱というのは、簡単にご説明すれば、茶碗や棗、茶杓や茶筅、茶巾など、茶道具一式を箱に入れて持ち出し、そとで抹茶を飲むためのセットのこと。箱が籠でできている場合には、とくに「茶籠」と言います。また、箱自体を茶箱と呼ぶ場合もありますし、道具一式を総称して茶箱という場合もあります。
今回、わたしは茶籠を組むための道具集めからスタートし、集めた道具を収めるための籠を実際に編むところ、そして完成した茶籠を携えて、実際に野点をするところまで、全行程を6ページの記事にまとめました。
取材いただくだけでなく、文章も自分で執筆することになりました。一般に販売される雑誌において執筆をするのは初めての経験です。編集者さんのお導きで、なんとかやり遂げることができました。
![「竹工芸家、茶籠制作の記」と題する小文を執筆しました](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=674x10000:format=jpg/path/s322cb8739deb5d3c/image/i5c52c1823517d9af/version/1586682354/%E7%AB%B9%E5%B7%A5%E8%8A%B8%E5%AE%B6-%E8%8C%B6%E7%B1%A0%E5%88%B6%E4%BD%9C%E3%81%AE%E8%A8%98-%E3%81%A8%E9%A1%8C%E3%81%99%E3%82%8B%E5%B0%8F%E6%96%87%E3%82%92%E5%9F%B7%E7%AD%86%E3%81%97%E3%81%BE%E3%81%97%E3%81%9F.jpg)
ほんとうは、発売される四月は野点を楽しむのによい季節だったはずなのですが、いまはそれをするのは難しい状況です。せめて、誌面でお楽しみいただいて、落ち着いて野点をできるときまで、あれこれ想像を膨らませていただければと思います。
道具集めは、私が仕事でお世話になっておりますお店、吉祥寺のOUTBOUNDさん、西荻窪のギャラリー壽庵さんを中心に、いくつかのお店のお力をお借りしました。いずれも、ふだんからよく訪れている場所です。
茶碗はギャラリー壽庵さんでは、取扱い作家の野口以織さんの井戸茶碗をお借りしました。この茶碗を軸に組んでいます。棗は古物、茶筅筒、茶巾筒、茶杓は自作です。
そのほか、お菓子のための木製の小皿を組みました。こちらはOUTBOUNDさんで取扱われている木工作家の須田二郎さんのもの。パウンドケーキ(yaskesunfoodさん製の「初恋ケーキ」)を川辺でいただきました。
敷物はOUTBOUNDさんで取扱いの、MAROBAYAの定番「四角い布」を敷きました。そのほか、器を包む布もOUTBOUNDでちょこちょこと買い集めたものです。
そして、お茶は、京都のギャラリー日日さんが営むティールーム冬夏さんの、無農薬の抹茶です。そのほか、実際に茶籠には組まなかったものの、道具集めの段階で購入した器が他にもいろいろとございます。ふだんから道具は集めておかないといけないなと思います。
雑誌でご紹介しきれなかったものがございましたので、上記のように簡単に列挙しました。
写真は雑誌に掲載されておりますので、ぜひそちらをご覧くださいましたら幸いです。34ページからはじまって、6ページにわたって掲載いただきました。
すでに、ご購入のご連絡やご感想など頂いております。ありがとうございます。はじめての執筆、道具集め、茶籠など自作の道具の制作など、これまでになく力と時間を注いだ記事になっております。
ぜひ、お読みくださいました嬉しく思います。どうぞ宜しくお願いいたします。