令和三年の成人の日です。新成人の皆様、おめでとうございます。
気がつけば、自分は成人以前の時間を成人以後の時間がやや越えはじめています。二十年は短いような気もしますが、竹工芸という道を歩み始めてからの時間を考えると、やはりそれなりに長い時間です。
猛烈な寒気に覆われた列島。東京の道も冷え切っています。
アスファルトと土との境の吹き溜まりに、魅力的な形を見つけました。
![冬の落ち葉に花を入れる](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=659x10000:format=jpg/path/s322cb8739deb5d3c/image/i059a693d90655746/version/1610363824/%E5%86%AC%E3%81%AE%E8%90%BD%E3%81%A1%E8%91%89%E3%81%AB%E8%8A%B1%E3%82%92%E5%85%A5%E3%82%8C%E3%82%8B.jpg)
落ち葉を持ち帰って、壁に掛け、一度きりの花入に。葉の裏側には自然に穿たれた穴があり、そこから針金を通して、内に潜らせたオトシを留めています。
花は半月以前に求めたものですが、寒さのお陰でまだまだ色鮮やかです。
緊急事態宣言下となって本日で四日目。体は小さな世界に留まりながら、心を広げる魔法を唱えて、冬を過ごします。