六月、梅雨入り。本日も雨天です。
二ヶ月ぶりの更新となりました。四月、五月と瞬く間に過ぎて、季節はすっかり移り変わっています。緑は日に日に濃くなって、植物の盛んな生命力、水を得て濃くなるその香りに早くも気圧され気味です。
雨の散歩の足元の景色を。
![シロツメクサ](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=659x10000:format=jpg/path/s322cb8739deb5d3c/image/ib0dfcd7f6dab9e80/version/1686297661/%E3%82%B7%E3%83%AD%E3%83%84%E3%83%A1%E3%82%AF%E3%82%B5.jpg)
![紫陽花](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=509x10000:format=jpg/path/s322cb8739deb5d3c/image/i7319e18d2afacfbf/version/1686297697/%E7%B4%AB%E9%99%BD%E8%8A%B1.jpg)
![蛍袋](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=509x10000:format=jpg/path/s322cb8739deb5d3c/image/i712e909ee437aa32/version/1686297737/%E8%9B%8D%E8%A2%8B.jpg)
白詰草、紫陽花、蛍袋。
小さな水場の水ぎわにドクダミが生い茂っています。名前も香りも妖しげであるのとは裏腹に白い花が可憐で、濃い緑の葉っぱとの対比が魅力的です。
![水辺のドクダミ](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=659x10000:format=jpg/path/s322cb8739deb5d3c/image/ic60ecd5b97dbe237/version/1686298536/%E6%B0%B4%E8%BE%BA%E3%81%AE%E3%83%89%E3%82%AF%E3%83%80%E3%83%9F.jpg)
とはいえ、空き地に雑然と咲いている様にはさほど心惹かれることもなく、水辺に濡れる姿や樹林に入り混じっている姿にこそ惹かれます。生命の住処となる環境、背景は生命そのものと同じく大切であることの現れでしょうか。
東京郊外のありふれた住宅地で、それほど面白いとは言えない背景の中に咲く草花たち。晴れや曇りの日には見出すことのできない景色が、雨のなかににわかに生まれて、萎れかけた花すらも美しく見えます。
この列島には宿命である雨の季節。大きな災害にはならないことを祈りつつ、雨が生む実りを見つけられる心を自分の中に持っておきたいと、今年も思い直しています。