· 

京都 鴨川沿いの茶室/茶藝室 池半で二人展を行います。8/8~15

 

 こんにちは。猛暑の7月末です。

 

 来月8月8日(日)より、京都 鴨川沿いの茶室/茶藝室 池半にて『初田徹・坂倉正紘 二人展』を行います。

 

○ 会期:2021年8月8日(日)-15日(日)※8月11日は休み

○ 時間:12:00-18:00

○ 場所:池半......京都府京都市下京区都市町143-11

 

池半 ウェブサイト

池半 instagram

 

 私にとって京都では初めての展示機会です。今回の作品展では、萩焼の陶芸家である坂倉正紘さんとともに、日本の抹茶、煎茶、そして中国茶と異なる文化の茶の道具を茶室、茶藝室というひとつの場を通じて展示します。

 

 中国茶の道具については、昨年に上海でおこなった個展が最初の大きな機会でしたが、日本国内ではまとまった点数で展示をする最初の機会です。

 

 日本の茶道の道具については、今までも写真をたびたび掲載しておりますので、今回は中国茶の茶杓の写真を中心に下に掲載します。


煤竹中国茶杓の整列 初田 徹 作
煤竹中国茶杓の整列 初田 徹 作

煤竹の景色。茶則と中国茶杓
煤竹の景色。茶則と中国茶杓

 日本の茶杓と中国の茶杓、異なる用途ながら姿形には共通点があり、通底するところがあるいっぽうで道具としての思想の異なる部分も多々あり、ここ数年両者を行き来するようになったことで得た創作上の気づきが少なくないように思います。

 

 下の中国茶杓、左は古傷を生かし、右は暗褐色の地色に金箔の対比を。いずれも道筋は違うものですが稲妻、雷のようなイメージに。


稲妻のような煤竹の古傷。金箔と竹の時代色
稲妻のような煤竹の古傷。金箔と竹の時代色

茶室/茶藝室 池半は鴨川西岸に面した場です
茶室/茶藝室 池半は鴨川西岸に面した場です

 京都で展示をするにあたっては、ぜひ在廊して皆様にお会いするとともに、夏の京都の風情を味わいたいと考えておりましたが、残念ながら昨今の社会状況を鑑みて東京を離れることは断念しました。断念に次ぐ断念でくやしいかぎりですが、仕方がありません。

 

 展示初日はご来店予約が必要とのことです。また茶藝室のご利用と合わせてご覧いただく展示となりますので、ゆったりとした心持ちでご来場いただけましたら幸いです。

 

 展示詳細は、池半のinstagramおよびウェブサイトをご覧下さい。

 

 茶室/茶藝室 池半は鴨川西岸に面して、鴨川の向こうに東の山々を望む茶室です。