こんにちは。オンライン小品展の第一部はそろそろ会期の折り返しです。
展示作品の花を生け替えてみました。
作品No.1『籐組掛花籠 鉈の鞘』 の展示では、掛花籠ながらも置いて用いることもできます、とご紹介しました。その実例の写真がありませんでしたので、展示替えがてら写真を撮りました。
![作品No.1『籐組掛花籠 鉈の鞘』竹工芸家 初田 徹 作](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=667x10000:format=jpg/path/s322cb8739deb5d3c/image/idbaa4f123737e0ad/version/1588836623/%E4%BD%9C%E5%93%81no-1-%E7%B1%90%E7%B5%84%E6%8E%9B%E8%8A%B1%E7%B1%A0-%E9%89%88%E3%81%AE%E9%9E%98-%E7%AB%B9%E5%B7%A5%E8%8A%B8%E5%AE%B6-%E5%88%9D%E7%94%B0-%E5%BE%B9-%E4%BD%9C.jpg)
置いて用いる場合には、付属のオトシ(水を入れる器)は外して、手持ちの小さな小瓶を籠に仕込み、そこに花を入れています。
籠の背面に編んである環が支えになり、三点支持で安定します。リョウブをやや高く生けて、やや低い位置にアジサイを配しました。たとえば地面に捨て置かれた古道具の下から、新緑が勢いよく成長してくる初夏の景色を思い浮かべながら。
ほんとうは紫陽花はもっと低く、咲いた花とともに籠が隠れるくらいに入れて良いと思います。今回は作品の籠と編み目の様子が見えるように、葉も間引いて高めに紫陽花を入れました。
籠の中ほどの透かしになっている部分、格子状の編み目に茎を挿すことで花が安定します。中に入れる器の工夫次第で、様々にアレンジした使い方のできる籠です。下に、掛花籠として用いた際の写真もあらためて載せます。
![作品No.1『籐組掛花籠 鉈の鞘』竹工芸家 初田 徹 作](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=667x10000:format=jpg/path/s322cb8739deb5d3c/image/id25f6cf51c11cf21/version/1588837390/%E4%BD%9C%E5%93%81no-1-%E7%B1%90%E7%B5%84%E6%8E%9B%E8%8A%B1%E7%B1%A0-%E9%89%88%E3%81%AE%E9%9E%98-%E7%AB%B9%E5%B7%A5%E8%8A%B8%E5%AE%B6-%E5%88%9D%E7%94%B0-%E5%BE%B9-%E4%BD%9C.jpg)
第一部の各作品は以下のリンクからご覧いただけます。
・作品No.1『籐組掛花籠 鉈の鞘』
・作品No.2『籐組網代掛花籠』
・作品No.3『籐組網代掛花籠』
・作品No.4『網代細編掛花籠』
・作品No.5『籐組掛花籠』
・作品No.6『網代編掛花籠』
・作品No.7『籐組掛花籠』
・作品No.8『籐組掛花籠』
・作品No.9『煤竹掛花入 鉈目』
・作品No.10『煤竹小花入 一輪』
展示後半もご来場をお待ちしております。