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グループ展へのご来場ありがとうございました

 

 人形町のよし梅 芳町亭でのグループ展「うるわしいもの」を終えました。ご来場くださいました皆様に御礼申し上げます。ありがとうございました。

 

 会場で撮影した写真を掲載致します。今回は詳しい説明は致しません。淡い光の和室での展示の雰囲気を感じていただければ幸いです。


呈茶席で用いられた拙作の茶杓と草野啓利さんのガラス器
呈茶席で用いられた拙作の茶杓と草野啓利さんのガラス器

竹山佳佑さんが古裂を用いた菓子切り入れを作って下さいました
竹山佳佑さんが古裂を用いた菓子切り入れを作って下さいました

竹山佳佑さんによる仕覆
竹山佳佑さんによる仕覆

籠花入には、若女将の高野千彩さんに花を生けていただきました
籠花入には、若女将の高野千彩さんに花を生けていただきました

定番になりつつある白竹の一輪挿し。花:高野千彩
定番になりつつある白竹の一輪挿し。花:高野千彩

よし梅 芳町亭 二階の広間
よし梅 芳町亭 二階の広間

陶芸家 ユアン・クレイグさん作の壺を花入に
陶芸家 ユアン・クレイグさん作の壺を花入に

『白錆花籃』初田 徹 作(よし梅 蔵)
『白錆花籃』初田 徹 作(よし梅 蔵)

 昨年秋につづいて二度目のグループ展となりました。

 

 前回は展示の出品作だった『白錆花籃』はその後、よし梅さんの蔵品となり、日々花入として用いていただくなかで、だんだんとこの場所に馴染んできたようです。いまやすっかり根を下ろして、ごく自然に在るように感じました。

 

 よし梅芳町亭さんは料亭として長く営業をつづけてこられた場所です。現在の状況下ではランチ・カフェ営業等もされております。また若女将の高野千彩さんは、いけ花の教室も運営されています。

 

 隅田川から程近い人形町。川下の東京湾から上ってくるのか、海鳥の声も聞こえます。中庭に面した座敷で聞く海鳥の声は、なんとも不思議なもので、山に囲まれた京都とはまた異なる、江戸ならではの風情、そこに居ることでしか分からない何かを感じる場です。